介護拒否を起こしている方がいたら

他人の世話になるのが嫌という人も多くいる

介護の必要性があるにも関わらず、介護を拒否される方もいらっしゃいます。
それにはいろいろな理由がありますが、1つには他人に介護されるのが、申し訳ない、知らない人に恥ずかしいところを見られたくないという思いがあるためです。
特に排泄や入浴の介助などは、恥ずかしいという気持ちが強くなりますので、どうしても拒否反応を起こしてしまうのも仕方がないことと言えます。

そのような時は、じっくりと介護ヘルパーなどの介護に当たる人を信頼してもらえるようにすることが大事です。
自分ではできないんだからおとなしく介護を受けていなさい、と言っても、要介護者の気持ちを踏みにじるだけで事態は改善しません。
時間はかかりますが、人と人との信頼を造り上げて、この人たちに頼っても大丈夫という気持ちを持ってもらうことが大事なのです。

また、ご本人が介護してもらうことの必要性を自覚することも大事です。
食事をうまく一人でできなかったり、お風呂に入って危ない思いをしたということを、自分でもしっかりと理解してもらうようにして、ヘルパーなどの周りの支えがないと大変な事態に陥ってしまうこともあるということを認識できるようになると、拒否反応が薄らいでいきます。

認知症などで理解できない場合もある

本人の意思で介護を拒否するというよりは、認知症が進んでしまって、なぜそのようなことをするのか分からないために拒否することもあります。
たとえば、入浴しようとして服を脱いだり体を濡らしたりすると、お風呂に入るということ自体が分からなくなってしまうため、なぜそんなことをするんだ?と拒否することがあります。

このような場合には、じっくりと毎回今からすることと、なぜそうするのかを教えてあげることがポイントです。
そのため、介護ヘルパーは何かする前に、逐一言葉に出して説明して、要介護者が理解できるようにしていることが多いのです。
細かな配慮をすることによって、格段に介護拒否を減らすことができ、スムーズにサポートすることができるようになります。

それぞれの理由を把握した上で対応を取る

介護全体を拒否することもありますが、多くの場合、特定のサービスを拒否するものです。
たとえば、食事介助は問題ないものの、入浴を嫌がる、もしくは服薬を嫌がるというものです。

それぞれの拒否行為には原因がありますので、どうしてその方が拒否しているのかを見極めて対処することが肝心です。
また、巧みに適切なサービスを受けられるようにすることもポイントです。
たとえば、服薬を拒否しているのであれば、薬を細かくして食事の中に入れるなどの措置を取ることもできます。

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